tri-heart diary

個人で撮影してきた写真を掲載してまいります。

清潔感の「青」

救急車といえば白い車体に赤帯が付いている車両を想像する方が多いかと思いますが、赤帯が必ず必要というわけではなく、全国を探すと赤帯なしの地域や青色・緑色・桃色など様々なバリエーションがあります。

特に青帯は「清潔感」を与えるため多くの消防で採用されており、道内でも多く採用されていますが、今回は私が確認している道内消防の青帯救急車をご紹介いたします。

 

まずは通常は帯色が青になっている仕様として、静内・上富良野長万部根室・岩内の車両です。
基本的に2台以上保有している消防にて、他の救急車との差別化を図るために帯色を変更する消防も多いようで、長万部以外は赤帯の救急車も保有しています。

 

独特なデザインの中に青ラインを入れている消防も多く、赤ラインに比べてライン自体が強調されることがなく、見た目があまり派手にならないため威圧感が少ないというメリットがあります。

 

最後に青帯ではないものの、全体的に青文字等を使った車両として余市消防の車両を。

 

ここ数年で救急出動件数が激増しており、救急車の緊急走行を見ない日はないほど走り回っている影響で生活環境の一部になりつつある救急車。その中でほかの車両とは違うデザインにすることによって、生活環境の中で「違和感」を与えられればより安全に救急活動ができるのかもしれません。

ラベンダーの街 上富良野

北海道の中央部に位置する上富良野町

ファーム富田などで有名なラベンダー園や、十勝岳による温泉など観光で訪れる方も多い地域になります。

そんな上富良野の消防出初式は他地域とは少し変わっており、分団員及び車両の分列行進はしないものの屋外式典前までは消防署及び消防団車を展示し、写真撮影が可能という時間になります。

また、屋外式典後は餅まきを子供の部と大人の部に分けて実施し、行政の一行事ではなく町のイベントとなっているようです。

そんな上富良野消防署は富良野広域連合消防本部に所属しており、上富良野消防署のほかには富良野消防署・中富良野支署・南富良野支署・占冠支署があり、管轄範囲もかなり広範囲になっています。

また、上富良野消防署には車両8台、大型特殊車1台の計9台が配備されており、また消防団は3分団に計5台配備となります。

水槽付消防ポンプ自動車(水Ⅱ型)と大型水槽車はともに大型ベースの車両で、大型水槽車は車庫の関係上リアオーバーハングが短い仕様となっており、その関係上7500Lの水を積載しています。

道内でも珍しい高所救助作業車。市販の作業車を消防仕様に改造している同車ですが、同じような仕様が美幌消防署と釧路消防署に配備されています。

地上高15m級でかつ放水能力を持たないため、はしご車のような運用はしにくいですが、バスケットが大型なため一度に大量に救助が可能となります。

 

救急車は2台配備となっており、コールサインはナンバーの通りなっているようです。

救急1は平成21年配備、救急2は令和3年配備となっており、特に救急2についてはJA共済からの寄贈車で「高規格準拠」救急車になります。

 

上富良野消防団は3分団まであり、そのうち第1分団と第3分団は消防署に車両を配備しています。

また、第1分団と第2分団はCD-1、第3分団は水槽付消防ポンプ車(水Ⅱ型)となり、比較的最近に全車更新されています。

 

ちなみに車両展示には参加していませんでしたが、指令車は日産エクストレイルを採用しています。

ちなみに、消防年報によると平成元年製の雪上車も配備されているようですが、一体どこに行けば見れるのでしょうか・・・

お米とお酒とバイパスの街・・・新潟

昨日に引き続き米どころのお話。

トキエアが新潟ー丘珠に就航したことにより、より気軽に行くことが出来るようになった新潟県

私もよく仕事で行きましたが、お米とお酒そしてバイパスが多い雪国といった印象でしたが、雪国ということで視閲式も1月ではなく雪のない時期に実施されています。

新潟県警視閲式もコロナ渦経て、昨年6月に4年ぶりに開催となりました。

場所は新潟市中央区新潟県庁前。分列行進のほか白バイのデモ走行と会場の規模に比べて大規模な催しとなっています。

 

交通部からは白バイやパトカー(210系クラウンや220系クラウン)が参加。
他の県警のように捜査車両や警ら型パトカーの参加はありませんでした。

以前の開催の模様を調べたところ、捜査覆面や警護車も参加していたこともあるようですので、全体的な規模の縮小はあるようです。

 

その代わり(?)、新潟名物の1997年配備のRX-7と1994年配備のGTOはしっかり持ってきていただけました。

RX-7GTOも今流行りのPOLICE表記が入っています。RX-7は新潟のほかに埼玉県警(レーダー仕様)、GTOは愛知県警(後期型)が保有していますが、壊れて修理不能になるまでは現役で活躍していただきたいものです。

 

機動隊についてはレスキュー車・高性能救助車・大型輸送車・特型遊撃車等の車両が参加。また関東管区警察局新潟県情報通信部の衛星通信車も参加していました。
ちなみに特型遊撃車は沿岸部の警戒活動の影響なのか塩害がひどい状態でしたが、各地の大規模警備等に派遣もされているようです。

 

式典終了後は県庁裏の駐車場にて車両及びヘリコプターの展示を行っており、普段見ることがない車両の細部まで見ることが可能になっています。

 

県庁前は比較的狭いものの、裏手の駐車場は撮影環境が良好であまり人も多くないため、ゆっくりみることができるような印象を受けた新潟県警視閲式。

今回は日帰り旅行となったため、次回はもう少しゆっくり新潟市を見て回りたいと思います。

 

ライスランド

道の駅の名前が「ライスランド深川」というように米作が有名な深川市

実はソバも有名で、生産量は国内第二位だそうです。

そんな深川市出初式は町の中心街を分列行進したのち、近くのホテルにて式典を実施するもので、参加車両は署の車両が6台、消防団車両が4台の計10台参加しています。

 

団員の分列行進の先頭は消防署の指揮車が務めており、平成18年配備の車両で日本消防協会からの寄贈車です。

職員及び分団員の分列行進が終わったのち、署の車両から行進が開始となります。

一番上から

・水槽付き消防ポンプ自動車(水2型・令和4年)水2000L・救助資機材搭載型

・小型動力ポンプ付水槽車(平成9年)10000L

・屈折はしご車(平成23年)25m級

・高規格救急自動車平成26年

・化学消防ポンプ自動車(化2型・平成23年)水2000L・薬液500L

となります。

ちなみに化学車は第一分団の分団車と兼任だそうです。

 

消防団の車両は一番上から

・第二分団 消防ポンプ自動車CD-2型(平成27年

・第三分団 消防ポンプ自動車CD-1型(平成12年)

・第四分団 消防ポンプ自動車CD-1型(平成10年)

・第五分団 消防ポンプ自動車CD-1型(平成30年)

分団車はこれ以外にも複数台存在しているようですが、消防団演習等を見学しない限り見ることは難しいかもしれません。

降雪の岩見沢

毎年ドカ雪の降っているような気がする岩見沢市ですが、消防出初式もしっかり降雪の中の実施となりました。

例年の流れでは商店街内を分列行進したのち、メイン会場となる岩見沢市民会館にて式典という運びになりますが、今回も分列行進のみの見学で車両メインとなります。

 

まずは消防団の車両が行進しますが、全分団ではないもののそれでも例年に比べるとかなりの台数が参加していました。

岩見沢消防団の車両を大まかに説明すると・・・

各分団で車両は個性的というわけではなく、基本は1.5tダブルキャブ車をベースに幌掛け仕様がスタンダードとなり、ほぼこの仕様で統一されています。

また、管轄地域柄なのか2tクラスの車両に小型ポンプの固定配管となっている車両も3台ほど存在しているようです。ただ、更新後は1.5t仕様になりそうな予感もしますが・・・

 

分団車の更新が終わると、次は消防署からの車両行進があるのですが、今年は3台の参加。

一応新車は参加するようで、今回は昨年末に配備となった救助工作車が参加となりました。ちなみに昨年は「指揮・救急・支援・梯子」の計4台でしたが、以前は署の参加車両が8台という年もありましたので、今後どうなっていくのか楽しみです。

朝日に一番近い街 根室市

日本で一番早く日の出を迎える根室市

札幌から440km、車で約6時間弱かかるほど遠い街ですが、非常に魅力的な車両が多い土地でもあります。

2023年1月7日に実施された根室市消防出初式に参加した車両の模様をお送りいたします。

ちなみに参加車両は全車本署配備車のみとなります。

水槽付消防ポンプ自動車は合計4台配備となっており、1号車と3号車が2000L、2号車が6500L、4号車が6000L水槽となっています。

屈折はしご付き消防ポンプ自動車は25m仕様となっており、平成25年配備となっています。式典ではよくある横断幕を付けて梯子を伸ばすなどの裏方仕事ではなく、分列行進に参加しています。

 

救助工作車は令和4年に配備された車両でして、プロフィアベースのハイルーフ仕様、フロントウインチは油圧式という今後の道内消防における大型ベースの救助にスタンダードになりそうな仕様となります。

 

ここまで比較的新しい車両が多かったのですが、しっかり古めの車両も生き残っています。

化学消防ポンプ自動車は平成5年に導入された車両でして、「消防車らしい」スタイルと北海道らしい高床4WDなのがいい味を出していますが、年式からすると近々に更新されそうです。

 

消防ポンプ自動車は2台参加していますが、消防章が付いているため署で運用している車輌かと思いきや第一分団と第二分団で運用されている分団車のようです。

ともに平成21年に配備されており、今ではメジャーになったCAFSを搭載した初期の車両だったはずです。

 

最後に高規格救急自動車ですが、3台のうち2台が参加していました。

ちなみにあと一台は二次架装仕様のトヨタハイメディックとなります。

 

札幌から行くにも遠すぎて中々行く機会のない根室市ですが、行けばそれだけの魅力的なものが多い土地かと思います。

次に行く際はグルメや観光地にも行ってみたいと思います。