北海道の中央部に位置する上富良野町。
ファーム富田などで有名なラベンダー園や、十勝岳による温泉など観光で訪れる方も多い地域になります。
そんな上富良野の消防出初式は他地域とは少し変わっており、分団員及び車両の分列行進はしないものの屋外式典前までは消防署及び消防団車を展示し、写真撮影が可能という時間になります。
また、屋外式典後は餅まきを子供の部と大人の部に分けて実施し、行政の一行事ではなく町のイベントとなっているようです。
そんな上富良野消防署は富良野広域連合消防本部に所属しており、上富良野消防署のほかには富良野消防署・中富良野支署・南富良野支署・占冠支署があり、管轄範囲もかなり広範囲になっています。
また、上富良野消防署には車両8台、大型特殊車1台の計9台が配備されており、また消防団は3分団に計5台配備となります。
水槽付消防ポンプ自動車(水Ⅱ型)と大型水槽車はともに大型ベースの車両で、大型水槽車は車庫の関係上リアオーバーハングが短い仕様となっており、その関係上7500Lの水を積載しています。
道内でも珍しい高所救助作業車。市販の作業車を消防仕様に改造している同車ですが、同じような仕様が美幌消防署と釧路消防署に配備されています。
地上高15m級でかつ放水能力を持たないため、はしご車のような運用はしにくいですが、バスケットが大型なため一度に大量に救助が可能となります。
救急車は2台配備となっており、コールサインはナンバーの通りなっているようです。
救急1は平成21年配備、救急2は令和3年配備となっており、特に救急2についてはJA共済からの寄贈車で「高規格準拠」救急車になります。
上富良野消防団は3分団まであり、そのうち第1分団と第3分団は消防署に車両を配備しています。
また、第1分団と第2分団はCD-1、第3分団は水槽付消防ポンプ車(水Ⅱ型)となり、比較的最近に全車更新されています。
ちなみに車両展示には参加していませんでしたが、指令車は日産エクストレイルを採用しています。
ちなみに、消防年報によると平成元年製の雪上車も配備されているようですが、一体どこに行けば見れるのでしょうか・・・